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図書館のこと 〜蔵書は住民の財産〜

  • 2月3日
  • 読了時間: 2分

本の表紙

日光市には、市営の図書館が3つあります。

それぞれ地域の学びや文化を支える大切な場所ですが、その中でも私が一番好きな図書館は 藤原図書館 です。


建物としては老朽化が進み、設備の故障で冷暖房もままならならず、決して快適に過ごせる施設とは言えません。しかし藤原図書館には12万冊の蔵書があり、それを失うことはとんでもない損失になると考えています。藤原図書館の蔵書の内容を簡単に言い表わすことはできませんし、言い表そうとするならそれは独りよがりで高慢な見方になってしまうでしょう。しかし、精一杯に表現しようと試みるならば、その蔵書は地域の知の積み重ねであり、それを繋いでいこうとした住民の思いだったのではないかということです。12万冊に至った過程で流れた時間も決して短くはなかったはずです。


本の登録番号

どんな資料を蔵書として持つのか、そこにには表には見えない労苦があります。住民の希望があり、そして運営する側の日々切磋琢磨する思考と話し合い、労働があります。人間に貪欲な知的欲求、美、創作への探究心がある限り、それを引き出し、手助けする材料として蔵書は必要不可欠なものなのだと考えます。


現在、東武鬼怒川温泉駅前の再整備計画が進んでいます。

その中で藤原図書館の蔵書が守られるのか、とても心配しています。

もし貴重な資料が、「新しくない」、「読まれない」という理由で除籍されるのだとしたら、それは単なる整理ではなく、知的財産の抹消 になってしまうのではないでしょうか。


蔵書は 住民の財産 です。

もし図書館の移設が再整備の中に組み込まれ、移設スペースに蔵書すべてを収められないのであれば、公共温泉施設などへの分散移設も視野に入れるべきではないかと思っています。


図書館は、単なる「本を借りる場所」ではありません。

そこには地域の記憶があり、学びがあり、文化があります。

藤原図書館の蔵書が守られ、未来へ受け継がれていくことを願っています。

そして私たち一人ひとりが、図書館を「自分たちの財産」として考えることが、今とても大切なのだと思います。

本

 
 
 

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